私たちの生活は、様々な情報が行き交う中で毎日慌ただしく過ぎ去っています。平日は夜遅くまで仕事し、休日は日々のストレス解消のために娯楽をの時間を作り、また次の週が始まります。
この繰り返しの中で、どこか満足のいかないモヤモヤを抱えている人も多いことでしょう。
そこで、健全な心と身体を保つための1つの手段として、「丁寧に生きる」とはどういうことなのかということを説明していきます。
丁寧に生きるとは?
「丁寧に生きる」とは、目の前ひとつひとつの物事に集中し、自分としっかり向き合い生きることです。
近年、スマートフォンの普及などによって、おびただしい量の情報に触れる機会がとても多いと思います。
その情報は、刺激があるため、反応してしまうことが多いでしょう。ライン、ツイッター、インスタグラムなどの通知が来ると気になってしょうがないはずです。
場合によっては、それらの刺激により、自分の行動自体に集中できなってしまうことに陥ってしまうのです。
仕事をするときも食事をするときも別のことを考えていたり、せっかくの友人との飲み会も他のことが気になって楽しめなかったりと、「心ここにあらず」の状態になり、何をしても満足を得られないのです。
そこで、「丁寧に生きる」の行動や考え方を知ることによって、他の刺激に反応することなく、日々の生活の中で充実した楽しさを感じることができます。
丁寧に生きるための方法
「丁寧に生きる」ための5つの方法を紹介していきます。
小さな行動を意識する
まず、毎日同じような日々を過ごしていく中で、小さな自分の行動に意識を向けることです。
例えば、「朝起きたらベットメイキングをする」といった小さな誰も見ていないものを意識して毎日やってみることです。
他には、「食事をするときは姿勢を正す」といったこともあります。
つまり、この小さな行動を意識的にすることによって、行動が丁寧になっていきます。
毎日、意識的に行動することによって、その行動が気持ちよく感じ、少しの達成感を味わうことができます。
イチロー選手の名言のひとつに
「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへいくただひとつの近道だ」
とあるように、日々の小さな行動を意識することによって、自分が取り組んでいる仕事、勉強、スポーツの結果まで変わってくるかもしれません。
自分の心の状態を意識する
「丁寧に生きる」とは、「目の前ひとつひとつの物事に集中し、自分としっかり向き合い生きる」であると述べました。
「自分としっかり向き合う」とは、自分の心の状態をいつも意識しておくことです。
私たちの感情は常にうつろっています。喜怒哀楽が毎日あると思います。
自分の心の状態をいつも意識するというのは、自分の感情が動いた時に、喜怒哀楽どの感情なのかを客観的に見ることです。
楽しい感情や喜びの感情の時は、思う存分浸ってください。
人が一番惑わされてしまうのは、怒りや悲しみの感情です。上司に怒られてイライラしているのか、友人と喧嘩をして悲しいのか、
それらの感情を客観的に見ることによって、たいしたことないと思ったり、心が落ち着いたりすることが多いです。
そして、大半の怒りや悲しみは第3者からの言葉や行動によって感じるものが多いため、それに反応してしまうこと自体が他人軸で生きていることになってしまいます。冷静に聞き流しましょう。
ジョセフ・マーフィーの名言のひとつに
「感情のコントロールができる人が人間関係の勝利者です」
とあります。感情を客観的に見ることでコントロールしましょう。
時間の使い方を意識する

行動を丁寧に行うためには、心のゆとりが必要であるため、1日の予定を詰め込みすぎないことも重要です。
平日のストレスの発散するために、休日に遊びの予定などを詰め込んでしまうこともあると思います。
予定を詰め込みすぎると時間に追われ、次の予定が気になり、余裕を持って今の時間を楽しめなくなったり、行動自体が雑になってしまいます。
自分にとって重要な予定を優先的に絞り、不要な予定はカットしてスケジュールを組むことで、心に余裕が生まれ、満足のいく時間を過ごすことができるでしょう。
身の回りの整理整頓をする
現代は、物があふれかえっています。自分にとって本当に必要なものは限られてくるはずです。不必要なものが多い状況の部屋で過ごしていると、心がすっきりしないと思います。
そして、身の回りのものが多いということは、その分、気が散りやすいきっかけにもなってしまいます。
自分にとって必要なものと不必要なものを整理して、不必要なものは目に触れないように片付けるか、メルカリなどで売ってしまいましょう。
部屋がきれいに整頓された状態だと、心も整理されるはずです。それによって、小さなことにも気づくことが出来ますし、自分のやりたいことに集中することもできるようになるでしょう。
環境は人に大きな影響を与えるため、自分が長く過ごす部屋の環境づくりはとても重要です。
この自分の身の回りの環境づくりが「丁寧に生きる」のベースになります。
食事を意識する

生きるうえで食事は欠かせないものです。食事は栄養バランスに気を配り、食べ過ぎないようにしましょう。
栄養バランスの良い食事をとることが、心身の健康につながってきます。自分の体に取り入れるものですのでとても重要です。
食事は可能な限り、自炊したものが良いでしょう。自分で丁寧に調理した料理を食べることで心に余裕が生まれます。
また、食べ過ぎてしまうと、眠くなったり、胃が活発に働いていることにより疲れてしまったりするため、多くて腹8分目までにしておきましょう。
日々の食事の向き合い方が心身の健康に大きく影響してきますので、意識してみましょう。
まとめ

「丁寧に生きる」は、心の状態が大きく影響しています。日々の何気ない行動に意識を向ける余裕があるから、充実した毎日が送れるのです。
紹介した5つの方法を実践することで、心に余裕のある充実した毎日を過ごすことが「丁寧に生きる」につながってきますので、ぜひ、試してみてください。
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