地方公務員のイメージと実態について解説!

土木公務員

世間が地方公務員に持っているイメージとそのイメージが本当に合っているのかについて、私が分かる範囲で紹介していきたいと思います。

地方公務員の世間からのイメージは?

地方公務員がどのようなイメージはどのようなものがありますか

私がGoogleで調べてみたところ下記のようなイメージが多いようでした。

  • 安定している
  • 仕事が楽
  • 定時退庁
  • 対応に時間がかかる
  • リストラがない
  • 休みをとりやすい
ごろまる
ごろまる

私も学生時代に公務員に対してこのようなイメージを持っていました。

実際、地方公務員といっても、役所や部署によって様々あります。今回は私が把握している県庁(地方公務員)について解説していきます。

安定している

イメージ通りです

このイメージは私が県庁に入庁する際に自分自身でも思っていました。

実際に給料やボーナスの支給に大きな浮き沈みはありませんし、リストラになることもありません。

給料に関していえば、年功序列に年をが上がるごとに給料も着実に増えていきます。その中でも優秀な人は昇給のスピードが速く同年代より給料をもらっている人もいます。

しかし、若いうちは安月給であると感じました。私は大学を4年で卒業してストレートで入庁しましたが、同じ学科から民間に就職した人と比べると一番低かったです。

また、転勤のタイミングがある程度予測できるのも生活を安定させやすいメリットであります。

県庁の場合、平均3年程度で転勤になることが多く、ほとんどの場合県内での転勤です。そのため、居住地を定めやすいですし、世帯持ちであっても単身赴任することは少ないです。離島がある場合は別ですが、、、)

稀に、国や民間への出向があるため、県外転勤もありますが、意向の確認はとってくれるので、自分の生活の状況に対応することはできます。

民間企業のように急な転勤がないため、その点において安定していると言えるでしょう。

仕事が楽

これは部署にもよりますが、一概にそうとは言えません

しかし、比較的に楽な部分もあると思います。

民間の仕事と比べると公務員は楽であると言われていますが、民間と公務員はそれぞれ仕事の目的が違うため、仕事の大変さについては、同じ土俵で比較しない方が良いのかもしれません。

先ほど「比較的に楽」というのは、

  • ノルマがない
  • 新しいものを生み出すことがほぼない
  • 比較的に誰でもできる仕事

このような側面から比較したとき、「楽」であるという意味です。

毎年新規採用職員の中にも民間企業から転職してきた人が多数いますが、「前の仕事より楽」と言う人が多いです。

また、毎年部署の誰かしらは異動になるため、言い方を変えると、公務員試験に合格できる人であれば、誰でもできる仕事であると言えます。

誰かが異動したら仕事が回らなくなったということになってしまったらまずいですからね。

しかし、結構メンタル面をやられて休んでいる人も多いのも事実ですので、「公務員は楽である」というのは違う気もします。

近年では、地方公務員は年々減少しているため、単純に人手不足で業務量が多く抱えている部署であったり、非常事態時の対応(自然災害、感染症など)は普通の部署と比べて桁違いの大変さです。

定時退庁

一概にイメージ通りとは言えません

部署にもよりますが、比較的本庁と出先で比較した場合は、出先機関の方が定時退社しやすいです。

本庁は、部署問わず残業している人が多いです。

平均的にみると、月の残業の平均時間は本庁で30時間、出先機関で20時間程度だと思います。

あくまで平均ですので、残業の多い部署や少ない部署での偏りはあります。また、土日出勤しなければ仕事が終わらない場合もあったりします。

平均的な残業時間をみると、民間企業の方が残業していると思います。

また、残業だについては、時間外の申請をすればもらえますが、申請がしずらい雰囲気がある部署もあるのが現実です。

対応に時間がかかる

イメージ通りのことが多いです

公務員の仕事は、法律や規則に従って行う業務が多いのも、1つの対応に時間がかかってしまう要因であると思います。

また、予算を必要とする要望の場合は、数年かかることもざらにあります。例えば道路整備などがあげられます。

計画を立て、予算要望、予算化、関係機関調整、工事発注、竣工と多くの時間と労力がかかります。

私もなんでそんなに時間がかかるんだと言われたことがありますが、逆の立場であれば私もそのように思います、、、

最近では紙類の発行などは、ITの普及もあり、電子化されているものが多いため、昔に比べると手続等の時間は短縮されています。

リストラがない

イメージ通りです

公務員の場合、いくら仕事ができなくてもリストラされることはありません。

公務員は解雇ではなく、懲戒免職される場合があります。事例としては、法律に引っかかる行為をした場合や正当な理由がない欠勤したときなどが挙げられます。

法律に引っかかり懲戒免職になった場合、新聞等のメディアに載ってしまうことが多いです。

私の周りでは、懲戒免職された人は今のところいません。すごい稀なことであると思います。そんなに頻繁にあってはならないことですが、、、

休みをとりやすい

イメージ通りです

基本的に休みの申請をしてしまえば、却下されることはありません。休むタイミングは大事かもしれませんが比較的休みはとりやすいです。

休みのとりかたも自由で、半日休や2時間休で休みをとることも可能です。

現状は、休みを全くとっていない人もおりますが、実際のところ休みはとったもん勝ちだと思います。

休みとはまた別ですが、

時差出勤をしている人も多いです。子供の送り迎えなどを理由に出勤時間を早めたり、遅らせたりして調整することができます。

ごろまる
ごろまる

子育て世代には融通がききやすい環境だと言えます。

まとめ

それぞれのイメージに対する実態は、

  • 安定している → イメージ通り
  • 仕事が楽 → 一概にそうとは言えない
  • 定時退庁 → 一概にそうとは言えない
  • 対応に時間がかかる → イメージ通り
  • リストラがない → イメージ通り
  • 休みをとりやすい → イメージ通り

という結果になりました。

地方公務員をご希望されている方の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

 ごろまるです。国立大学建設学科卒業後、土木公務員として働いております。土木公務員の仕事内容やライフスタイルなどについて情報発信します。

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