
こんにちは、ごろまるです。
みなさんは公務員土木職が何をしている職業か知っていますか。
今回は、公務員土木職の仕事内容ややりがいなどについて、説明していきます。
仕事内容(公務員土木職)

土木分野の内容
公務員土木職員は、高校や大学で土木を専攻していた方が就く職業でもあるため、土木分野の仕事内容に携わることになります。
主な内容として、
- 道路(道路の建設、維持、管理等)
- 河川(河川の整備、維持、管理等)
- 砂防(砂防施設の整備、維持、管理等)
- 都市計画(都市計画決定等)
- 公園(公園の整備、維持、管理等)
- 港湾(港湾の整備、維持、管理、誘客等)
- 上下水道(上下水道の整備、維持、管理等)
- 災害対応(大雨、地震、土砂災害等からの復旧) 等
を行っています。
ご覧のとおり、多くの業務を経験できる一方、幅広い知識が必要になります。
具体的な仕事内容
みなさんは、公務員土木職がどのような仕事をしているか分からない方も多くいらっしゃると思います。
公務員土木職は、先ほど述べた土木分野に関係する予算調整、設計・工事の発注、工事現場の監督、住民対応などがあげられます。
このほか、議員要望への対応や政府からの指示に対する対応など幅広くおこなっております。
【例】県庁の場合
県庁出先事務所の場合は、
デスクワークでは、設計・工事発注のための積算業務や図面の作成
外業務では、工事進行中の現場で、現場立ち合いを行い、工事の進捗や品質の管理をしています。
おおよそ、デスクワークと現場の割合は「6:4」程度であります。
私の経験から言うと、1週間のうち、現場には3~4日程度は出ていたと思います。
本庁の場合は、外の現場に行くことはほとんどなく9割以上がデスクワークであり、業務内容は、予算調整、議会対応、国との調整、事務所との調整などになり、まったく仕事内容が異なっております。

公務員土木職は一般事務の公務員より残業は比較的多い方だよ!
国、都道府県、市町村の違い
ここまで、公務員土木職の仕事内容を述べてきましたが、国、都道府県(政令市含む)、市町村の仕事内容の違いについて説明します。
ざっくり結論から話しますと、仕事内容に大きな違いはありません。
しかし、国、都道府県(政令市含む)、市町村のそれぞれにあった予算規模での土木事業を行っているため、事業の大きさは異なってきます。
例えば、道路であれば、
- 国 → 1~2桁国道(国道1号、国道10号など)
- 都道府県 → 3桁国道、都道府県道(国道123号、県道1号など)
- 市町村 → 市町村道(市道幹線1号線など)
といったように、道路の種類によって、管理主体が分かれております。
国の管理している1桁国道は地方と地方の主要都市を結ぶ重要な道路であるため、交通量が多く重要なことから、予算規模も大きく道路も立派です。
これからも分かるように国の事業は大きな規模になることが多いです。
規模が大きい分、事業のほんの一部分しか携われない場合も多く、事業完成する前に次の部署になることの方が多いでしょう。
一方、都道府県や市町村の事業では、設計から工事完了まですべての業務に携われる場合もあります。
どちらにしても土木分野に携わることには変わりはありませんが、自分がどの部分に関わるかはどこに所属しているかで大きく変わってきます。
公務員土木職のやりがい

- 地図に残る
- 幅広く携われる
- 住民に感謝される
- 達成感が味わえる
地図に残る
「地図に残る」という言葉はよく耳にすると思いますが、公務員土木職では、多くの「地図に残る」仕事に携わることができます。
設計者、工事業者、住民などの多くの関係者と調整を行いながら、「地図に残る」仕事をできることは、大きなやりがいではないでしょうか。
幅広く携われる
公務員土木職は、幅広い分野に携わることができます。そのため、いろんな知識を仕事をしながら得ることができるため、日々新しいことと向き合いながら成長していく環境であるのもやりがいの1つではないでしょうか。
住民に感謝される
公務員は税金で仕事を行っているため、仕事して当たり前であり、あまり感謝されることはないと思われております。
しかし、新しい道路が開通した時にや住民の抱える問題を解消できた時、災害対応をしている時など、感謝されることも多いです。
達成感を味わえる
設計から工事発注・完了までの工程をすべて担当できたときの達成感をとても素晴らしいものです。目に見える構造物をつくりあげることができると現実味が増します。
事業完了までは苦労も多いですが、無事完了してみるとやってよかったとやりがいを感じます。

少しでも公務員土木職を目指す人が増えるといいな!
まとめ

公務員土木職は、多くのやりがいがあります。
私自身、某県庁に働いておりますが、民間と比較した時に、公務員土木職を選択して良かったと思っています。
民間には民間の良さもありますが、公務員土木職のやりがいを少しでも分かっていただければ幸いです。
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